真っ白なキャンバスに

進学館21

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真っ白なキャンバスに

コラム

2020/09/09 真っ白なキャンバスに

最近の塾用テキストや学習参考書はとても良くできているなぁと感じます。色使いやフォントが工夫され、語句の説明も丁寧なものが増えた気がします。また、動画まで見られるものもでてきました。しかし、それらによって大きく学力を伸ばしているといった話はあまり耳にしません。これは使用する際の集中力や意志の部分が関係してくるからだと思います(子どもは今も昔も変わらないということでしょうか)。

 

こうした優れたテキストや学習参考書や図鑑は眺めているだけでも効果はあると思います。それによって好奇心がくすぐられたり、何度もみるうちに自然と身についていることもあると思います。だから、ただ眺めているという行為を否定することはありません。むしろ、幼児期から小学校の中学年くらいまではそうした行為のほうが大事だと考えています。

 

しかし、受験が近づいてきている学年の生徒たちはそれだけではいけません。やはり、知識を意識的に活用できなくてはなりません。そうなると、基礎となる部分はしっかり覚え、口にできたり文字に書けたりすることを意識していきたいところです。「何となく」といった感覚頼みでは入試には対応できません。そこを切り替えておかなくてはいけないのですが、子どもはこうしたことに無頓着なので、意識付けをしていく必要があります。

 

先日、小6に伝えたのはテストの点数を上げたいなら、「真っ白なキャンバスに何も見ないで、どれだけの図や文字を書き込めて(あるテーマの)絵を描くことできるかが肝心だ」と伝えました。これは、テストのときはテキストもノートも見られない状態なので、それを意識しなさいという意味です。たとえば、国会の主な仕事を8つ挙げよ?という問い(テーマ)に対して「法律の制定・予算の議決・内閣総理大臣の指名・内閣不信任決議・憲法改正の発議・条約の承認・弾劾裁判・国政調査権」という内容を書きだすか口頭に表すといったようにテキストやノートを見ないで白紙に書くことです。口に出すことでも同様です。もちろん、問題文のなかにヒントと答えの道筋がある問題はあります。私が言いたかったは、ずっとテキストやノートなどに頼っていてはいけないということです。

 

最終的には、頭の中に入れたもの・身についたもので勝負しなくてはなりません。覚えるべきことを確認したら、テキストやノートを閉じ、書き出すか、声に出して覚えているかを確かめることです。その際、すべての項目をする必要はありません。すべてを書き出すのは時間がかかり過ぎますし、定着度に応じて部分部分の確認を。口頭での確認でも構いません。地道できつく面白さもありませんが、避けては通れないと思います。また、中学受験の場合、こうしたことは子ども任せにせず、一緒に取り組みたいところです。ただし、もう既に反抗期をむかえているお子さんもいらっしゃると思います。その場合は、塾の先生などに相談してください。

 

ここから入試までは過去問演習と各単元学習を並行していくと思います。単元学習をする際に問題を解いただけで済ませてしまったり、ノートに丸写しにして終わったりといったことがないよう注意していきましょう。

 

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